春になると、日本全体が鮮やかな色に入れ替わります。新品の学生服を身にまとい、入学式に向かう学生たち。満開の桜は、美しく街路を色づかせ人々を楽しませます。冬に木の葉が落ちて寒々しかった木々も芽吹き、新しいいのちが芽生えます。教会では復活祭を祝い、様々なことを準備します。いわば、私たちキリスト者にとって春は希望に満ち、新たな生を受ける季節であります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　数年前にある神父さんが送って下さったカードに、すばらしい詩が連ねてありました。どなたが作者かわかりませんが、是非みなさんにご紹介し、この詩を通してきっと何かを．．．

どこまでも青く　青く澄んでいる　空 永遠の時を刻んで生きている　あなたの命　讃えるように ずっとそばにいてくれたんだね　どんなときも　 いまさら気づくなんて 緑色の風　通り過ぎて　いつも　話してくれた　真実の「言葉」 胸の中熱くよみがえる　はっきりと命 　 あなたの鼓動を感じる 目の前からあなたが消えた日　胸の奥　何かか壊れる音 　 ひとつ聞こえただけで 僕はこの世のすべての色を失った 　　 これから　どう生きればいい？ 残酷な現実の重さに耐えられず　行くあてもなく 　 僕の心はさまよい　迷い 暗い迷路を歩き始めていた 　 ひとりぼっちより　強い孤独　感じながら 明日のことは誰にもわからない 　 命の行く先で　また再びめぐり会えると あなたの約束信じて　愛に応えて懸命に生きる　今日だけが真実 許されるはずのないこんな僕が　あなたの大きな愛で包まれている ほんとうの　命のぬくもり　伝えられたこの手で 　 今日　誰かを抱きしめよう たくさんの愛の奇跡　映したこの星で 　 今日も誰かと手をつないで　生きよう あなたの命の輝き　映したこの瞳 　 僕はあなたの生きた証になろう 真実の最果てにあるもの　誰かに伝えるために 　 僕はあなたの生きた証になろう どこまでも青く　青く澄んでいる　空 今　確かな愛が　僕の心をうめていく 「幸せになれ」と　この星を抱きしめている

ご復活祭おめでとうございます。