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司祭メッセージ
2006年1月
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。
ファム・ディン・ソン神父

新しい年を迎え、皆様の上に神様ののお恵みが豊かに注がれますようお祈り申し上げます。

 昨年は日本だけではなく世界の各地で台風、ハリケーン、地震などの自然災害が多く起こりました。また国内では幼児殺人、児童虐待等、海外にはイラクやパレスチナをはじめあちこちで争い、紛争、自爆等によって多くの命が失われました。愛のない痛ましい一年であったと思います。
 私たちは昨年1年を振り返り、反省し、それを土台としてこの1年をどのような年にしていきたいかを1人1人が考えていかなければならないと思います。 この1年、皆さんはどんなことに重点を置いて生きていきたいのでしょうか…。 日々の忙しさの中で、社会の流れに押し流されて生きるのでしょうか。社会の枠にはめ込まれて生きるのでしょうか。それとも殻にこもって自分だけの世界で生きていくのでしょうか…。たとえ過去がそうであったとしても反省して気づくことが大切です。
 年の初めには人それぞれが抱負、目標、希望を胸に抱いていることと思います。
  米タイムズ誌では毎年の末に「今年の人」を選び発表され、誌の表紙に顔写真を載せます。慈善活動に力を注いだことが評価されたマイクロソフトのビル・ゲイツ会長夫妻とロックグループU2のボノさんの3人が選ばれましたが、皆様にとっては「今年の人」は誰なのでしょうか? 私はイエス・キリストの他ありません。なぜなら私にとってのヒーローは常に無償の愛を注いでくださり、人生の同伴者であり、いつもともにいてくださるお方です。そしていつの世であっても時の人、将来の人であるキリストであって欲しい。
 キリストは私たちの世界に愛という文化をもたらして下さいました。私たちはその愛の文化を引き継いで生きてゆくと同時に次の世代に引き渡して行かなければなりません。スポーツの駅伝に似ている様に思います。タスキをもって人生の終わりを中継点として走り、次のランナーにタスキを渡さなければなりません。いわばこれまで私たちの受けた教え、信仰を次代に渡して行かなければなりません。でなければゴールへ到達することが出来ないのでしょう。しかし、今の私たちはそのタスキをちゃんと次のランナーに渡しているのでしょうかと気になります。キリストの愛、その教え、伝統を伝えることが今の私たちに求められているような気がします。タスキをかけたまま走り去っていくように、私たちは日々の忙しさの中で信仰を伝えることを忘れてはいないでしょうか…。
 年頭にあたり自分自身の生き方を見つめ、共同体の一員としてどう生きていくか。それによって、次の世代のための環境整備に繋がっていくのではないかと思います。 この一年神様の恵みが一人ひとりの上に注がれて精一杯に生き、新しい自分、新しい家庭、新しい教会、新しい社会を創っていけたらと思います。
 



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