三島カトリック教会の司祭メッセージ

ECCLESIA SANCTAE FAMILIA MISHIMA
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２００６年クリスマス

主の降誕おめでとうございます。
皆様の上に救い主の恵みが豊かに注がれますように、心からお祈り申し上げます。
今日は、イエス様の誕生のお祝いにイエス様より私たちにお手紙が届いています。
どうぞ、お読みになってください。　

カトリック三島教会主任司祭　ファム・ディン・ソン

イエスからの手紙
　愛する子へ　
　　私の誕生日は間近に来ています。昨年と同じように今年も人々は私を思い出し、喜び祝うのでしょう。多くの人々はプレゼントを買いに行ったりします。ラジオやテレビ、それに世界中の街で、人々は近づいてくる私の誕生日について語り合っています。　私は大変うれしく思います。少なくとも年に一度は、私を思い出してくれる人がいるということです。あなたが知っているように、人々は昔から私の誕生日を祝ってくれていました。はじめのころは、私がしたことを人々が理解して祝っていました。でも、この現代において多くの人はこの喜びの目的を知りません。家族やお友達等が楽しく集まっていますが、この喜びの意味があまり知られなくなってしまいました。
　昨年のことを思い出します。人々は私の誕生日を祝うためにたくさんのご馳走をテーブルに準備し、そこには高級な食材それにおいしいワインもありました。そして、その横にたくさんのプレゼントが積み上げられていました。でも、知っている？わたしは招かれなかったのです。私が主なお客なのに、人々が招待状をくれるのを忘れていました。パーティの目的は私を祝うため、でも、その大切な日に、私は外に置かれていました。私は、家の中に入りたい、パーティに加わりたい、皆と一緒にテーブルに着きたい、しかし、人々は私を外に追い出してドアを閉めてしまったのです。こんなことは私にとって珍しくありませんでした。昨年は何回あったことか…。
　パーティには招かれないけれど、私は静かに家の隅に立って彼らのパーティを眺めていました。皆は楽しいそうにしているのに、誰も私を気にもしてくれませんでした。人々は楽しいそうに団らんしながら、互いにプレゼントをかわしたりしました。時計が１２時を指した時、人々は互いに喜び合って抱き合っていました。私も腕を広げて待っていたのに、誰も私のところには来てくれませんでした。皆が喜び語り合っていた後に、互いにプレゼントをあげたりしていました。私の分もあるかなと思ってじっと待っていましたが、私の分はありませんでした。
　ねぇ、もしあなたのお誕生日に参加した人が互いにプレゼントをあげ合っていて、あなたの分がなかったら、どう思う？悲しいでしょう？　
　私は自分が必要されていないことに気づき、その場から去りました。こういうことは年々多くなっているように感じます。人々は、ただ、飲み、食い、喜び、楽しんでいるが私のことを思ってくれない。悲しいよ！
　しかし、わたしはまだ希望を持っています。きっと今年の私の誕生日には、私がいることに気づき、パーティへと招いてくれるでしょう。外で寒さを凌いでいる社会から仲間はずれにされた孤独な人々を家に迎えてくれると信じます。私は、その人々なのですから。　そして最後に愛する子に伝えたい。あなたの生活、あなたの人生の中に私というパートナーを受け入れてくれることは、私にとってなによりも嬉しいことなのです。

2006年12月25日
イエスより

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