今年も全世界の兄弟・姉妹とともに主の復活を祝えることは何とすばらしいことでしょう。自然災害によって多くの兄弟姉妹が命を失い、命が助かっても日々の酷さに直面して生きていかなければならない人々に、主の復活とともに新しい希望をもたらされますようこころからの祈りを捧げましょう。
主のご復活!ハレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!
主の復活の喜びには、私たちだけではなく自然界も加わっています。木々は寒い冬を耐え抜き、互いに競り合って芽をだします、主の復活を祝うかのように!桜をはじめ、花たちもあざやかな花びらを着飾り主の復活を祝うとともに、酷な冬期から解放された喜びの現しとも言えるでしょう。
教会ではイースターエッグが配られます。いつの間にか「卵・イースターエッグ」は一般に復活祭の象徴になっています。「どうしてイースターはエッグなのだろうか?」「いつ、どこからはじまったのだろうか?」と聞かれても答えられません。しかし、毎年習慣的に復活祭に卵を準備します。不思議です。
「カトリックの習慣と伝統」(英語版)によると“古代の民族の神話は宇宙万物の誕生が極大卵から生まれた。従って創造、再創、復活を卵は自然的に象徴する、としている。昔、エジプトやイランの人々は春分の日(春の初めの日)に親しいものたちが卵をプレゼントし合っていた。この卵らは「生めよ、殖えよ」を意味する。昔の人々は卵から生命が出ることはとっても不思議なことだった。中東周辺に住んでいたキリスト者がこの伝統を受けて伝来し、後にイースターエッグとなり、宗教的な象徴になったという。”
すなわち、イースターエッグはイエスが墓(死)から出て新しい生をもたらした象徴であるのです。
|